Co Shimizu | 私小説のかけら

Co Shimizu Photographer コウ清水 フォトグラファー

私小説のかけら

日々の私小説の断片、かけらたちを拾って拾って
それから、「写真は見えすぎる」
目で見ているもの(脳が認識しているもの)と写真に写るものとの間の差異を極力極力なくしたい
私の狭い認識野では、見えているものなんてごくごくわずかな断片だ

fragments of a novel

相殺の地

植物たちは錯綜していた。
私は混乱の中にいて何かを見ようとしていた。
絡まるものをほどこうという気はなかった。
絡まるものを絡まるまま受け入れてみたかった。
絡まりの径路をゆく私はいつしか受動と能動の相殺されるゼロの地に立ち、世界と対峙する。
 
<< | 2/369PAGES | >>