Co Shimizu | 私小説のかけら

Co Shimizu Photographer コウ清水 フォトグラファー

私小説のかけら

日々の私小説の断片、かけらたちを拾って拾って
それから、「写真は見えすぎる」
目で見ているもの(脳が認識しているもの)と写真に写るものとの間の差異を極力極力なくしたい
私の狭い認識野では、見えているものなんてごくごくわずかな断片だ

fragments of a novel

フロイデッシェーネルの森

私は私を思うと暗い気持ちになった。
暗い気持ちには慣れているから私はその暗がりに身を寄せた。
身を寄せながら、でも光に憧れる私に森が囁いた。
こっちだ。
私は思い切って、心象風景を脱ぎ捨てた。
光を浴びる私に、フロイデッシェーネルの静かな序奏が鳴り響き始めた。
 
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